9 月
17
2008
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敷地:奈良市水門町
創建:江戸時代(1670年代)
Location:Suimoncho,Nara City
Establishment:Edo period(1670s)
感想 Impression
依水園は江戸時代の1670年代に作庭された奈良市唯一の池泉回遊式庭園です。池は園の南を流れる吉城川から給水され、敷地は東西に長く西側の前園と東側の後園から構成されている。
玄関を通って園内に入ると、まず前園の池が広がり、池向こうの西端に茅葺きの田舎家「三秀亭」があります。前園はこの三秀亭を中心に前面の池の護岸の石組みと池に浮ぶ二つの中島や石橋、要所に配置された灯籠など縮小江戸時代の作庭を偲ばせる雰囲気があります。園内を西から東に走る流れに沿って路地を進んでいくと自然と後園に導かれます。すると視界が一気に広がる開けた庭が展開し、東方のツツジの刈り込みの向こうに浮び上がる東大寺南大門の雄姿や遠く若草山、春日山、御蓋山など奈良の山々が借景として取り入れられた素晴らしい眺望が楽しめます。池を中心とした作庭は前園と同じですが、開けた庭に広がる池の中央に浮ぶ中島とその向こうにあるなだらかに隆起した芝山が遠景の山と連なり、庭園に深い奥行き感をもたせているようです。依水園は世界遺産の東大寺に囲まれた環境にあり、現在も古の奈良の景観を守りながら四季の趣きを楽しめる庭園として維持されています。
Isuien Garden is the only garden which migrates in the pond of Nara City which was done with the landscape in the 1670s of the Edo period. Watered from Yoshiki river which flows in the south at Garden by the pond and Site’s consisting of pre- garden in the west side and rear [...]
Tags: tradition
9 月
17
2008
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敷地:奈良市雑司町
創建:江戸時代(1669年)
Location:Zoushicho,Nara City
Establishment:Edo period(1669)
感想 Impression
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三月堂北の階段を登った高台には、懸崖造の二月堂が西面して聳え立っています。有名なお水取り(修二会)の時期であったためか、二月堂周辺には多くのアマチュアカメラマンの群れが陣取って、盛んに二月堂のベストアングルを探っていました。下から二月堂を見上げると三方を取り囲んだ舞台を支える肘木と床下に連続する柱、格子が織りなすパターンが美しい。堂の脇の石階段を登って、南から入堂し西側に跳ねだした舞台に出ると目前に大仏殿屋根の遠景が見え、奈良の街や遠く生駒の山まで一望です。北へ廻って屋根の架かった渡り廊下を降りて、二月堂裏の緩やかな石畳の参道を土壁や石垣の壁に囲まれて降りて行くと、辺りは長閑な雰囲気が漂い、振り返ると石階段の上に二月堂の優美な姿が浮かび上がっていました。
Nigatsudo of the over hanging bluff appearance faces to the west and dominates the hill which climbed stairs in the Sangatsudo north.The group of a lot of amateur photographers was occupied around Nigatsudo and explored the best angle of [...]
Tags: tradition
9 月
17
2008
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敷地:奈良市雑司町
創建:天平時代(738年)
Location:Zoushicho,Nara City
Establishment:Tenpyo period(738)
南大門から大仏殿をぬけ、東方の丘に上って奥に進んで緩やかな階段を登っていくと、まず法華堂こと三月堂の悠然とした姿が見えてきます。三月堂は東大寺創建より以前(738~748年)に建立されていたと謂われており、天平時代の建築である寄棟造りの本堂(南棟)に後世の鎌倉時代(1199年)に増築された礼堂(北棟)が繋がって成り立っている。
東の側面を観ると、増築した部分の軒先が若干膨らんでいるが、巧みに屋根全体の形が整えられ、さほど目障りになることもありません。古来より日本の建築に於いては、屋根が美的上重要な要素とされてきたが、この三月堂を観ると、重厚な本瓦葺き屋根が描く大らかで優美な曲線に魅了されます。屋根の形態のよさや棟両端部の納まりの簡素さ、軒先の微妙な反り具合などが相まって、屋根全体を軽快に表現することに成功しているように感じられました.。尚、南側の本堂背面に廻ると、この建築の原形の姿が見られましたが、大陸的な左右対称の悠然としたプロポーションには品格があります。三月堂は、八世紀の創建の姿から後世に改変を加えられることで更に秀逸な建築に昇華した美しい寺院建築です
The leisure appearance of Hokkedo thing Sangatsudo can be almost seen when it is possible to pull out the Great Buddha Hall from the Great South Gate, and rising up to the hill in the east and advancing towards the back and climbing gentle stairs. The place of worship to have said that [...]
Tags: tradition
9 月
17
2008
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敷地:奈良市雑司町
創建:鎌倉時代(1199年)
Location:Zoushicho,Nara City
Establishment:Kamakura period(1199)
感想 Impression
春日大社を行った道を西に戻り、奈良公園を歩き鹿を観たりしながら北へ歩くと、東大寺伽藍の正門である南大門に到達します。2層の大屋根が聳え、高さ26mに及ぶ威風堂々たる南大門ですが、オリジナルは1180年の平氏の焼打ちで焼失してしまい、現在の姿は朝廷から東大寺勧進職に任じられた俊乗房重源上人によって1199年に再建されたものです。南大門は大仏様(天竺様)と言われる南中国の建築様式を導入して造られており、基壇上から直径約1mの列柱が宙高く約24m伸びて、上層の屋根裏まで達しています。また柱の上部には深い屋根を支える肘木という大仏様特有な組み物が水平に迫り出し、その先端を門の間口一杯に繋ぎの貫きが何本も横に走りながら、屋根裏まで重層しています。その架構は荒削りで素朴ですが、構築の力強さが漲っていて迫力を感じます。門に入って内部を見上げると、更に迫力ある構造が見られます。林立する円柱群が頂部の化粧屋根裏まで伸び、それを繋ぐ貫きが四方に何段にも出ている眺めは壮観の一言です。現在、南大門と同様に鎌倉時代に重源によって再建された大仏殿は戦国時代の戦乱で再び焼失してしまい、江戸時代に経済的な理由から天平時代の創建より間口が縮小された形でみたび再建されましたが、本来の桁外れに巨大な姿が見られません。それ故、南大門はその後の日本では見られなくなった豪放磊落な大仏様の貴重な遺構です。
It reaches the Great South Gate which is a front gate at the Todai-ji temple when returning to the west and walking to the north in Nara Park in the way of doing Kasuga-taisha while seeing a walking deer. The big roof in 2 layers towered and was the Great South Gate which [...]
Tags: tradition
9 月
17
2008
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敷地:奈良県天理市布留町
創建:室町時代(1300年)
Location:Furuchou,Tenri City, Nara Prefecture
Establishment:Muromachi period(1300)
感想 Impression
有名な天理教の教会本部から南東約1km、 布留山の麓の鬱蒼とした森の中に石上神宮はあります。県道から東方向へ入る緩やかな参道を登って往くと、古色蒼然とした鳥居に迎えられ、潜ってさらに東に 進むと、さほど広くない境内に古代の社が広がっていました。石上神宮は、飛鳥時代の豪族、物部氏の氏神で日本最古の神社の一つとして、古代国家の信仰の中 心的存在であったといわれています。鶏が放し飼いにされた社務所のある広場を過ぎ、奥の緩やかな石段を上ってゆくと、南向きの楼門があり、この楼門向かい の急峻な石段を上がった丘の上に、摂社出雲建雄神社と拝殿が鎮座しています。
広場を挟んで東側の神社と対面して建つ拝殿には、中央に馬道(めどう)と呼ばれる通路を設けた割拝殿という様式の典型的なものであるという。拝殿は平屋で細長く、檜皮葺の切妻屋根が架かり、中央1間 に土間で裏の崖側に通り抜けられる吹き放しの馬道がつけられ、南北に室が割られた形になっている。馬道の上部には桁行方向の切妻の棟と直交する柔らかな起 りと先端に反りをもった唐棟が切妻の軒先に被って突き出し、馬道左右の室部分は三方に縁が廻り、正面、裏面、馬道側の柱間には上部に格子が入った引違舞良 戸が建てられいる。この拝殿を下の階段から見上げると、切妻屋根の軒先が描く鋭いラインと対比的な柔らかく優美な曲面の棟の重なりが美しい。また軒先端部 や軒裏の垂木の緩やかな反り、柱間に連続する格子のパターンなどが織り成すハーモニーによって、近代建築に通じるような透明感や軽快感を漂わせているよう です。
There is Isonokamijinguu in the forest in the foot in about 1 km of the southeast, on Furu mountain to be thick from the church headquarters in flagrant Tenrikyo. It was greeted by the aged torii when climbing the gentle approach to Shrine [...]
Tags: tradition
9 月
17
2008
敷地:奈良市忍辱山町
創建:平安時代(1026年)
Location:Ninnikusenchou,Nara City
Establishment:Heian period(1026)
感想 Impression
奈良市街から北東の山里、石仏で著名な柳生街道沿いにある円成寺は、平安時代末期に創建されたとみられています。境内の東に吊り下げられた注連縄を潜って中 に入ると、左手に中島のある池を中心とした平安時代の面影を残す静かな浄土式の庭園が広がっています。池の中島にはかつて南岸からは太鼓橋が、北岸へは平 らな橋が架かっていて、池の南から寺院のある北岸(彼岸)側へ渡ることができたといわれています。ぐるりと池を西から南に巡ってみると、池の向こう岸の正 面、石階段上の高台に優美な檜皮葺きの楼門が聳え、その奥に燈籠、本堂が鎮座しているのが見えます。楼門は三間一戸、反りのある軒をもつ入母屋檜皮葺きの 重厚な屋根とスレンダーな円柱で構成された姿からは均整がとれた美しさが感じられました。池の南岸から中島を経由して北岸(彼岸)へ橋を優雅に渡って正面の楼門から浄土の世界へアプローチした面影が中島に残る橋が架かっていた痕跡の石組から偲ぶことができます。参拝するにはこの楼門からではなく、西寄りにある惣門を潜り本坊を経て寺院に到ります。
円成寺の建築群は、本堂を中心にその東の石垣上に鎮守社の白山堂、春日堂が並んで立ち、他に宇賀神本殿、運慶作の大日如来坐像を安置する多宝塔などがあります。本堂は、入母屋造、檜皮葺風銅板葺き(元は柿葺き)ですが、勾配が緩く、軒・庇の先端が軽快に反った優美な曲線の屋根はオリジナルの柿葺きのほうがしっくりくる感じです。寺院には珍しく妻側から入り、中央に階段がつけられ左右の柱間に一段上がった高床式の舞台が設けられている。深い庇に覆われ、綺麗 に手入れされた床の舞台は、能など催されていたかと思わせるような野外ステージ仕立てになっています。この舞台にどんな機能があったのかは知る由もありま せんが、本堂の正面を風が吹き渡るような快い空間にしています。
堂内に入ると、鮮やかに彩色された円柱が眼に飛び込んできました。中央の四方柱に菩薩の絵が描かれ、柱の足許を装飾した飾り物の盛り上がった金箔の曲面が暗い堂内に艶かしい光を放っています。奥の柱の囲まれたところに阿弥陀如来坐像が座り、その外側部分の天井は化粧した垂木が間隔を詰めてびっしり配列され、 隙間に見える白い天井化粧板と織り成す黒白のパターンが心地良く響いています。見学が終わり、再び静かな庭園に出て、池の南に廻って北岸を眺めると、深い 山懐に抱かれ、浄土に到る玄関のような楼門の端正で美しい姿に心が自然と安らかになってくるような感覚になりました。
Enjoji who boils in the famous Yagyu highway going-along on the mountain village in the northeast, in Ishibotoke in it from the Nara City town and is is regarded as being established in the last years in the Heian Period.The garden of the quiet Pure [...]
Tags: tradition
9 月
17
2008
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敷地:奈良市春日野町御蓋山
創建:奈良時代(768年)
Location:Mikasayama,Kasuganochou,Nara City
Establishment:Nara period(768)
感想 Impression
奈良市街の三条通りを東に向かい、一の鳥居を潜って参道を進むともうそこは春日大社の広大な境内です。辺りの春日山麓の原始林を見ながら歩いていく と二の鳥居が聳えています。さらに参道を上っていくと、朱に塗られた本殿に到ります。本殿を右折し南へ緩やかな勾配の参道を上っていくと、両脇に燈籠が びっしりと立ち並んでいました。その光景は壮観で東側は山側に沿うように並び、西崖側の燈籠は二列になり、間を歩けるような大小の石が敷かれています。林 立した燈籠が夕方の西日を浴びる姿は優美で眺めていると厳かな気分にさせてくれます。両脇に燈籠の列が続く参道奥の広い石の階段上に、庇を出した檜皮葺屋 根の建築妻面が見えてきます。石階段を上ると、さして広くない白砂の敷地に檜皮葺切妻屋根の細殿・神楽殿と直交した拝殿、低い階段を上がったところに朱色 の鳥居と左右の玉垣奥に本殿が鎮座して、若宮神社建築の全容が現われます。
南北方向に直線的に置かれた細殿・神楽殿と直交する拝殿は同じ檜皮葺屋根で繋がっていて一棟のようだが、足許は舗石道が敷かれ離れて別々の設えに なっている。細殿・神楽殿の東側は低い腰壁とその上に長押いっぱいまで入ったしとみ戸が内側上部に跳ね上げられ、注連縄が長押沿いにめぐらされて、どこと なく寝殿造り的な雰囲気が漂っています。内部は細殿が畳敷き、神楽殿は板敷きが主で奥に御簾がかけられるという王朝風な意匠から雅な雰囲気が漂ってきま す。直角に交わる拝殿は柱と長押、その上部小壁以外は開放的な構造で本殿を拝する渡り通路的な機能のみ負っているようです。春日大社の若宮神社は本殿から 南に向かう参道の両脇に林立する燈籠群が織り成す美しい景観に演出されています。鬱蒼とした春日山の原始林を背にした本殿から滑らかな檜皮葺の拝殿と細 殿・神楽殿が直線的に交わっている姿からは、言い知れぬ威厳のようなものが感じられました。
Already, there is vast precincts in Kasuga-taisha when heading for the east, and passing through first torii and going ahead at the approach to Shrine in the Sanjo street in the Nara City town.Second torii tower when walking while seeing primeval forest in [...]
Tags: tradition
9 月
17
2008
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敷地:奈良県大和郡山市小泉町
創建:江戸時代(1663年)
Location:Koizumichou,Yamatokouriyama City, Nara Prefecture
Establishment:Edo period(1663)
感想 Impression
奈良県大和小泉町にある禅宗寺院の慈光院を訪ねると、開放感溢れる書院とその眼前に広がる庭園を堪能することが出来ます。道路沿いから、両側を生垣に囲まれ た緩やかな勾配の石畳の露地を上っていくと丘の上の右手にある瓦葺の表門(一之門)に辿り着きます。門を潜り、折れ曲がった切通しの茂みの中、真っ直ぐ敷 かれた小石の舗道を3回折れ曲がって行くと、今度は茅葺き威風堂々の楼門(茨木門)に到ります。中に入ると、一転して明るく視界が開け、楼門から斜めに舗石道が走り、途中から三つに別れて、書院の南庭、書院南の広縁、そして書院の玄関へと導かれます。
慈光院の建築は書院と北側の本堂、茶室からなっている。書院の内部は間仕切りの襖を取り払われていて、心地良い開放感に包まれている。案内された書 院の奥に座り、床の間に南の庭を眺めると庇の軒先と広縁、スレンダーな独立柱が織り成すフレームで切り取られた美しい風景が楽しめます。庇の軒先が書院か ら見た時、絶妙の下がり方をしているためフレーム効果が一層高まり、庭を絵巻のように演出しています。平坦な白砂の庭には、丸い巨大なサツキ刈り込みが横 たわり、その脇を鋭く直角に曲がりこんで広縁に到る舗石道、後方には刈り込みが島をなし、その間の所々に松が聳えている。東側を見ると、角ばった刈り込み の垣根越しに遠く大和の山々を借景として見渡すことが出来、スケールの大きい眺望が楽しめるよう演出されています。この庭は周囲の雄大な眺めを引き立たせ る額縁のような機能を果たすため、簡素で明快に構成された意匠が最大の効果を発揮しているようです。
When calling on the Jiko-in Zen temple which is in the Nara Prefecture Yamatokoizumi city, it is possible to be content in the garden which spreads to the study and the immediateness at which feeling of opening is overflowed.It arrives at the [...]
Tags: tradition