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10 月 16 2008

神奈川県立近代美術館 Museum of Modern Art,Kamakura

敷地:神奈川県鎌倉市雪ノ下
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竣工:昭和26年(1951年)
設計者:坂倉準三
DOCOMOMO Japan 010
Location:Yukinoshita,Kamakura City,Kanagawa Prefecture
Establishment:1951
Architect:Junzo Sakakura
感想:Impression
「鎌倉、鶴岡八幡宮の森と調和した戦後日本の小さな近代建築」

鎌倉時代の遺構、鶴岡八幡宮境内にある平家池と呼ばれる池の汀に、周囲の風景とは異質な白い直方体の箱が軽快に浮かんでいます。西に廻って正門から中に 入ると神社の参道を模した一直線の石畳のアプローチが敷かれ、その正面に二層の小規模な美術館が堂々とした姿を見せている。
中庭を取り囲むロの字型の平面でスレンダーな鉄骨柱と大谷石の壁からなる基壇部がアスベストボードとアルミ金具で外装された展示の主要部分が納まる2階部分を支える構成になっています。正面の幅広い大階段を上った2階 に中庭を取り巻いて螺旋形に配置された各展示室があり、時計周りに巡って鑑賞しながら、南側のテラスに出て中庭を見下ろすと、中心にイサム・ノグチが製作 した彫刻が置かれ、眼を楽しませてくれます。地上階に繋がる階段を降りると、軒天井が大きく掛けだされ、蓮に覆われた池に迫り出す半屋外のテラスが出る。 南の眩しい陽光が水面に反射し、広い軒天井に池の揺れる波紋が映しだされる光景は幻想的で、ここに佇んで眺めていると時の流れを忘れさせてくれるほど魅力的な空間です。2階 の螺旋形の展示スペースを巡って、四角い中庭を望みながら、階段を降りると、池に面した開放的なテラスに導かれるという流れるような展開に動線の巧みさを 感じました。現代の大規模な美術館のように大空間があるのではなく小さな部屋が中庭を囲んで連続していて、全体を経巡るという感覚があります。全体構成は 設計者の坂倉準三が師事したル・コルビジェの「無限発展の美術館」というコンセプトに拠っているという。
終戦間もない頃に本館が完成してから50年以上の歳月が流れた今日では、搬送のエレベーター設備がないなど美術館としては機能的な欠陥を抱えている。しかし鶴岡八幡宮の森と白い箱の近代建築が対比的に共存し、歴史と近代が文化的に深く調和している風景は、美術館が大規模化していく傾向の昨今、地域の美術館の在り方を問う貴重な戦後日本の社会的資産であると思われます。

”The modern architecture that Japan is small after the war which was harmonized with the forest in Kamakura, Tsuruoka-hachimangu”
The heterogeneous white box of the rectangular parallelepiped occurs to the beachat the pond which is called the Heike pond which is in the [...]

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